マテハンって何？
その意味や種類、導入メリットなどを紹介

さまざまなモノを運び、消費者の元に届ける役割を担うのが「物流」です。製造元から確実に、安全に製品を保管・運搬するために、多くの物流企業が人手や工数をかけ、物流品質を維持しています。私たちが何不自由なく生活ができているのは、物流機能がしっかりと確保されているからなのです。しかし、近年の少子高齢化の影響を受け、物流業界も人手不足などに悩まされているのが現実。そこで登場するのが「マテハン」です。
マテハンとは「マテリアルハンドリング」の略称で、モノを保管したり運搬したりする際に用いられる荷役道具やその仕組みのことを意味します。さまざまなマテハン機器や仕組みを作ることで、省人化や効率化を実現し、物流業界の課題を解決。物流品質の向上につなげていきます。

マテハンにはどんなものがある？

マテハンに用いる荷役道具（機器）のことを「マテハン機器」と言います。モノを保管したり運搬したりするための道具ですから、用途によってさまざまな種類があります。ここでは代表的なマテハン機器について、役割別にご紹介しましょう。

＜積み込み・積み降ろしに使用するマテハン機器＞

＜運送・運搬に使用するマテハン機器＞

＜仕分け・ピッキングに使用するマテハン機器＞

＜格納・保管に使用するマテハン機器＞

多くの物流会社・倉庫会社で導入が進んでいるマテハン。それだけ多くの企業が導入に踏み切るのには訳があります。マテハンを導入することで得られるメリットは？また導入することでデメリットはあるのか？をお伝えします。

＜メリット＞省人化・効率化ができる！

マテハンの導入メリットで最も大きなポイントは、省人化を実現できることです。これまで人間の手で行っていた物流の仕事が機械化・自動化されることによって、人件費そのものの削減、採用や育成の手間や経費、ヒューマンエラーの低減、事故・ケガの防止など、直接的・間接的なものも含めると多くのメリットが見込めます。機械化によって、作業にかかる時間も均一化されるので、スケジュールが立てやすく、無駄な時間を効率化できる良さもマテハン導入のメリットです。

＜デメリット＞トラブル時に業務が停止する恐れも

マテハン導入のデメリットは機器、設備、システムであるため、導入時に必ずイニシャルコストがかかります。当然、導入後も電気代、メンテナンス費用などのランニングコストもかかりますが、これはどんな設備であっても同じことなので明確なデメリットと言えるかどうか疑問です。ただ、大掛かりなシステムを組んだ場合、システム障害などのトラブルが発生した場合、業務を停止せざるを得ない場合が出てきます。そのため、トラブル時の対応マニュアルなども整備しておく必要があります。

物流ソリューションサイト「S-Logi」は、物流現場の悩みや困りごとを解決に導くため、最適な商品やシステムの提案をしています。マテハンも用途に応じて豊富なラインナップを揃えており、お客様ごとにカスタマイズも可能。「Speedy」、「Solution」、「Safety」、「Shinwa」―4つの価値が生み出すS-Logiの「ワンストップ品質」を、さまざまな業界の物流現場にお届けします。物流で困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。

マテハン機器やシステムを導入することで、物流現場の省人化、効率化を実現できます。今後、さらに人手不足が深刻になる業界において、早期導入が競争力強化のカギになるでしょう。ただ、マテハンの導入はあくまでも手段。お客様の目的を達成するためには、お客様の現場に最適なものを導入しなければ意味がありません。物流のプロと相談しながら、効果的なマテハン導入を検討してみてはいかがでしょうか。